1999 AIDS文化フォーラムin横浜

〜今を生きる〜

8月8日“薬害エイズ被害者の現状と今後の課題”に参加して

 

 みなさんこんにちは、この山の手には数えるほどの参加しかないのですが、ちょっとだけ感想を書きます。

 わたしは余程怖い物知らずなのか、当日の司会を引き受けてしまいました。

 ただし殆どEさんが仕切ってくれましたので、とっても楽な司会と言うか迷惑掛けただけ?の司会でしたが(笑)

 Eさんのあいさつに始まり、生存原告三名と遺族一名、司会が二名(もう一人は支える会の方)6人での座談会の形で進行していきました。

 山の手ではお馴染みの原告さん達で、みなさん顔なじみでしたのでとてもリラックスした状態で話していただけたと思います。

 お一人ずつ現在の状態や思いを話してくれました。特に現在の治療内容についてわかりやすく話してくれて、その中でもカクテル療法について、服用の大変さは想像以上でした。

 血友病を抱えた上での治療は他の感染者とはやはり違いがありました。

 話の中で「今の体の状態ではカクテル療法しか治療法がない」と言ったのがわたしにはとてもショックでした。でもみなさん驚くほど冷静で淡々と話してくれました。

 遺族参加のKさん(仮名)は亡くなった御主人の話をしてくれました。

 彼女のおかげでとってもスムーズに進行していきました。なぜ遺族として訴訟を起こす気になったのか?世間から偏見・差別を受けた怒りと悲しみが彼女を動かしました。

 薬害エイズはまだまだ解決されていません。「あれは何故?これは何故?どうしてこうなったの?」

 今回人前ではじめて話をしてくれた原告もいました、当日まできっと迷っていたと思います。

 もしわたしが当事者であった場合、人前に出られたかどうかわかりません。でも、支援者として少しでも関わっていた間に、わたしはこの問題が決して他人事ですまされないんだと言う事がわかる状況がいくつかありました。

 息子がある手術をした時に、医師から「輸血をする場合HIVに感染する事もあるかもしれません」と言われた事があったのです。これは現在ほんとに起こってしまいましたね。

 薬害エイズは二次、三次と被害が広がってしまいました。その苦しみ・悲しみを誰にも話せない人の方が多いと思います。でも、反面誰しもこれは忘れてはいけないと、忘れて欲しくないとも思っているでしょう。

 自費で薬害エイズ資料館を開いた方も出てきました黙っていては歴史の中に埋もれてしまうだけでしょう。これからもできる限り、この問題を皆で話し合える場を作っていきたいとつよく感じました。

 体調もあまり良くない中、参加してくれた原告の皆さん、そしてみなさんこれからもどうぞよろしく。そしてありがとう、また逢いましょうね!

山の手の会会員:平成11年11月号掲載より

〜この原稿の一部または全てを転写・転載する事を禁じます〜

トップページへ戻る


[PR]DVD可能パソコンを進呈:今なら無料でパソコンGET!